身体に重度の障害のある女性の発言。 「仕事がしたい、働く場所が欲しい、でも就職出来ない」 言語障害もあり、聞き取ることも出来ず、まず発言者の方を正視して良いものやらと戸惑っていた私です。お隣の方に通訳願って本心を知った時、かなづちで頭を打ちのめされた気がしました。 「どんな企業が彼女を雇うだろうか?」 「どんな重度な障害があっても社会人として仕事が必要なのだ」 「働きたいのだ」 私は福祉の世界への第一歩に素晴らしい事、当たり前の事に気付かせていただきました。でもその時点での私の状況は3人の小学生の娘の母として、癌の3度の再発、手術を終えたばかり。命の保証すらない・・・ その2年後、彼女に出会った時 「どうしている?」 「あぶれている」 そんなメモのやり取りから 「待っていないで仕事場を作ろうよ」 「プロと伍して仕事をしょう」 「やるからには世界に通用する仕事をしようよ、仕事を持って世界に出ようよ」 「障害をお互いに持つ2人 キラキラ輝いて新しい風を吹かそうよ」 「決して、ハンディのあることで言い訳なしね」 「2年毎に外国で展示会をしようよ」 藍を選び、藍を学び、藍を植え、たった2人からの出発です。
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